段ボールパレットとは|価格や強度についても解説

souco編集部
段ボールパレットとは|価格や強度についても解説
(画像:iStock)

軽量かつ丈夫で、物の梱包材として日々活躍している段ボール。物流業界においては箱としてだけでなく、パレットとしても扱うことの多い素材です。段ボールでできたパレットとは一体どのようなメリットがあるのでしょうか?特徴や気になる強度についても解説します。

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段ボールパレットとは

段ボールパレットとは、名前の通り段ボールでできたパレットのことです。フォークリフトやハンドリフトを使って運ぶことを前提として、荷物の保管や運搬のために使用されています。

段ボールでできているため片手で持てるほど軽く、作業者の負担を軽減できるのが特徴です。最近では5t以上の耐荷重を誇る段ボールパレットも登場しており、重量物も安心して載せることができます。
また、使い捨てのワンウェイパレットだけでなく、繰り返し利用するリターナブルパレットとして使える商品もあります。

段ボールパレットのメリット

低価格

原料が紙である上に、加工が容易にできるため低コストです。

軽い

重量は木製パレットの数分の1です。人の手で持ち運びができます。
空輸輸送の場合はパレットも総重量に含まれるため、コスト削減に貢献します。

安全

ささくれやトゲが発生しません。

輸出向き

木製パレットに比べて熱処理や燻蒸処理の必要がないため、ワンウェイパレットとして使用可能です。

リサイクルが可能

木製・樹脂製パレットは産業廃棄物に分類されるため廃棄処理時に費用が発生します。一方で段ボールパレットは古紙として扱われてるためリサイクルが可能です。

自由にサイズ設計できる

樹脂製はメーカーが保有しないサイズを依頼すると、新しい型が必要となり高額な初期費用がかかります。
しかし、段ボールパレットは容易に加工できるため、サイズを自由にオーダーできるのがメリットです。

段ボールパレットのデメリット

水に弱い

紙素材で水に弱いため、屋外保管には向いていません。

耐久性が劣る

素材が紙のため、何十回も使用できるパレットではありません。木製・樹脂製パレットよりも耐久性で劣ります。

強度が弱い部分がある

ケタ(足の部分)が付いていない部分に重さが一点集中すると凹む可能性があるため、バランスをとって荷物を積む必要があります。

まとめ

耐久性が低く水に弱いため使用できるシーンや荷物は限られますが、SDGsの観点から考えるとリサイクルできる点は大きなメリットです。また、軽量で運搬しやすく、使い勝手の良いパレットといえます。自社で取り扱う商品の特性と照らし合わせつつ、段ボールパレットの導入を検討すると良いでしょう。

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よくある質問
段ボールパレットのメリットは?
紙でできているため加工がしやすく、低コストなのが特徴です。大変軽く、人の手でも持ち運びできます。
段ボールパレットのデメリットは?
紙素材で水に弱いため、屋外保管には向いていません。また、繰り返し何十回も使用するのが難しいのがデメリットです。
段ボールパレットのサイズは?

段ボールは加工が簡単なため、自由にサイズをオーダー可能です。
JIS規格では下記の7種類が基本サイズとされています。

  • 1,100mm×800mm
  • 1,100mm×900mm
  • 1,100mm×1,100mm
  • 1,300mm×1,100mm
  • 1,400mm×1,100mm
  • 1,200mm× 800mm
  • 1,200mm×1,000mm
記事の執筆者

souco編集部

株式会社souco

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