強化段ボールはどれくらい頑丈?普通の段ボールでも耐久性を上げることはできるのか

souco編集部
強化段ボールはどれくらい頑丈?普通の段ボールでも耐久性を上げることはできるのか
(画像:iStock)

強化段ボールという言葉を聞いたことはありますか?強化段ボールとは通常の段ボールに比べ耐久性の高い段ボールですが、実際どのくらい強さがあるのでしょうか?

通常の段ボールは古紙をリサイクルして作られているのに対して強化段ボールはパルプ原子から作られており、原料から大きな違いがあります。そのため、強化段ボールなら最大で1トンもの重いものを運ぶことも可能です。非常に頑丈で耐荷重も大きく、木材に匹敵する強度を誇っています。

最近では木材の代わりに梱包材として多く使用されたり、家具や子供用のおもちゃなどさまざまなシーンで活躍している強化段ボール。本記事では、強化段ボールの種類やコスト、普通の段ボールを強化する方法を紹介します。
重い荷物を運ぶ予定の方はぜひ、参考にしてください。

強化段ボールの種類

強化段ボールには大きく分けて「強化芯」「2層AA段」「3層AAA段」の3種類あります。それぞれの特徴と構造について解説します。

強化芯

段ボールを横から見て、2枚の厚紙に挟まれた波形の部分を中芯といいます。その中でも強化芯は、薬品などを使用して中芯の強度を高めたものです。

一般的な段ボールの中芯は120g/㎡ですが、強化段ボールでは160g/㎡強化や180g/㎡強化、200g/㎡強化とグラム数が大きくなっています。一般的な段ボールよりも材質が硬くなり、冷蔵品や冷凍品、青果物、小型機器などの出荷に使用されることが多いのが特徴です。

2層AA段

Aフルート(5mm厚)の段ボールを2枚重ねたような構造です。2層強化段ボールやパイウォールとも呼ばれています。

厚みがあるため強化芯よりも頑丈で、30kg以下の重量の梱包や輸出梱包に利用されています。

3層AAA段

Aフルート(5mm厚)の段ボールを3枚重ねたような構造です。3層強化段ボール、トライウォールとも呼ばれています。

段ボールの中で最も高い強度・耐水性を誇り、50〜1,000kgまで対応可能です。輸出梱包や段ボール家具、ディスプレイなどにも利用されています。

2層AA段と3層AAA段が通常の段ボールよりも強い理由として、表面・中芯・裏面で通常の段ボールより2〜3倍の強度がある紙を使用している点も挙げられます。

強化段ボールの値段は?

段ボールの種類 サイズ(mm) 単価(1枚あたり)
一般の段ボール(5mAF) 600×600 約340円
2層AA段 600×600 約890円
3層AAA段 600×600 約990円

通常の段ボールと比べてかなり強度や耐久性がある分、値段も高く設定されています。

しかし、強化段ボールは木枠梱包や木箱よりもリーズナブルで軽量のため、コストパーフォマンスに優れているといえるでしょう。

(参考)https://www.muraishiki.jp/shopping/(2022年12月時点)

強化段ボールのメリット

軽くて輸送費削減につながる

強化段ボールは原料が紙のため軽量で、重さも木材の1/3しかありません。強化段ボールが登場したことで、これまでは男性が行っていた梱包作業を女性でも行えるようになりました。移動も簡単で持ち運びしやすく、保管スペースも最小限で良いのがメリットです。

また、折りたたんだまま運べるので輸送時の積載量を増やすことができ、コスト削減にもつながります。

強い

通常の段ボールと比較すると約10倍の強度があり、人が乗ってもつぶれません。インテリア家具としても注目されており、木材・鉄・プラスチックの代わりとしても使用可能です。
衝撃吸収性も高いため、梱包の際に緩衝材を減らすことができます。

環境にやさしい

不要になった場合でも原料が紙なのでリサイクルが可能です。リサイクルすることで、再び段ボールとして再利用できます。
木箱より木材資源を60%削減でき、環境にもやさしい梱包資材です。

普通の段ボールを強化する方法は?

強化段ボールほどの頑丈さは不要なものの手元にある段ボールでは心許ない時、手軽に補強できる方法を解説します。

段ボールの内側に一本ガムテープを貼る

荷物を入れた段ボールの上部分に隙間がある場合、上に物を置くと簡単に潰れてしまいます。そんなとき、段ボールの内側のフタを橋渡しするようにガムテープを貼り固定することで、段ボールの強度を簡単に高めることができます。

これは「モノコック構造」という自動車や飛行機で使用されている原理を応用したもので、圧力を点ではなく、面全体で支えることで重さを分散させることができます。

直角に1本テープを加えるだけでも強化できる

段ボールの一般的な貼り方である一本貼り。一本貼りは、段ボールの底を合わせ目に沿ってテープを貼る方法です。しかし段ボールの底に負担がかかるため、補強効果はほとんどありません。この一本貼りに1、2本テープを加えることで底抜けしにくくすることができます。

十字貼りは、段ボールの底が十字になるようにテープを貼る方法で、中心部の補強が可能です。また、さらに重い荷物の場合はキの字貼りはおすすめ。カタカナの「キ」になるようにテープを貼ることで、さらに底面を補強できます。

まとめ

強化段ボールは、通常の段ボールよりも非常に頑丈に作られており、インテリアや子供用のおもちゃなどにも使用されています。
とても軽量で、木箱や木枠梱包にも匹敵するほどの強度があり、リサイクルもできるので環境にも優しいのが特徴です。

一方で通常の段ボールを強化段ボールと同じくらい頑丈にするのは難しいものの、テープの貼り方によって底抜けを防げます。手軽に耐久性を上げたい場合は、十字貼りやキの字貼りで底面を補強すると良いでしょう。

記事の執筆者

souco編集部

株式会社souco

倉庫の空きスペースをシェアリングできるサービスを提供しています。段ボール1箱から10畳以上の大型保管スペースまで、さまざまななプランをご用意。1日単位で荷物を預けられます。