引越し時に効率の良い段ボールの詰め方【荷解きしやすい】

souco編集部
引越し時に効率の良い段ボールの詰め方【荷解きしやすい】
(画像:iStock)

引越しで最も大変な荷造り。焦って雑に荷造りをすると段ボールが底抜けしたり、運搬中にモノが破損するなど、かえって時間と手間がかかります。しかし、荷造りにはコツがあります。荷造りの時に少し工夫するだけで、引越し後の荷解きが何倍もラクになるんです。

本記事では荷物の種類ごとの梱包方法や荷造りの時に気をつけるべきことを具体的に解説します。

簡単に手早く荷造りをするポイント

引越し時に荷物を段ボールに詰める際は、引越し先での荷解きを考慮することが大切です。荷解きのしやすさを考えることは、荷造りの効率化にも繋がります。例えば、引越し直前まで使うものは引越し後もすぐ使う可能性が高いでしょうし、キッチンで使っていたものは大抵次の住まいでもキッチンで使うはずです。荷造りをする際はシンプルに、

  • 部屋ごとに段ボールを分ける
  • 使わない荷物から先に詰める
  • 直前まで使うものはキャリーケースに入れる

の3つのポイントを念頭に置くのがおすすめ。それぞれのコツを下記で詳しく解説します。

まずは部屋ごとに荷物をグループ分けしよう

「リビング」「キッチン」「トイレ」といった部屋ごとに荷物をグループ分けしておくと、引越し先での搬入作業が楽になります。同じグループの荷物は同じ段ボールに詰め、側面などにマジックで部屋の名前を書きましょう。「キッチン」と書かれていれば、搬入時にキッチンまで運んでもらえるため時短になります。

また、リビングのように大量の荷物を運ぶ部屋は「テレビ周辺」や「リビングの南側」のようにさらに細かいブロックに分けるのがポイント。荷解きの際に段ボールを動かさなくても良いよう、荷造りの時に準備しておきましょう。

使わない荷物から先に段ボールに詰めよう

これは当たり前ですが、普段使っている炊飯器を先に段ボールに詰めてしまうと、引越しをする日までご飯を炊けなくなってしまいます。荷造りは使わない荷物から進めるのが鉄則です。来客用の食器やシーズン外の家電など、すぐに使う予定のない物から段ボールに詰めるようにしましょう。

最後まで段ボールへ入れなかった物はキャリーケースへ

最後まで段ボールに詰めなかった物や引越し先ですぐに使う物は、キャリーケースに入れると便利です。ガムテープやハサミ、カッターナイフなどは、引越し先の荷解き作業ですぐに使用するため、段ボールには詰めないようにします。

また、引越し後すぐに使わなくてもノートパソコンは自分で運ぶのが吉。運搬中の事故や個人情報漏洩のリスクがあるため、段ボールには入れないようにしましょう。

段ボールは1人で持てる重さ以上詰めない

段ボールに荷物を詰めすぎるのは厳禁。本や食器はついつい大量に詰めてしまいがちですが、多い荷物は底抜けの原因となります。大きめの段ボールであれば最大25kg程度の重さに耐えられるものの、10〜15kg程度に留めておきましょう。
また、1つの段ボールを2人で運ぶのはあまり効率的ではありません。作業の効率化のためにも、大人1人で持てる重さとするのが得策です。

引越しの荷造りが間に合わないと追加料金がかかる

荷造りが引越し当日までに間に合わないと、追加料金を徴収されることがあります。不安な場合は引越し業者に荷造りを依頼することも可能です。ここでは、引越しの荷造りにかかる日数や追加料金、引越し業者に荷造りを任せられるプランについて解説します。

引越しの荷造りにかかる日数

引越しの荷造りにかかる日数は家族構成や荷物の量によって異なりますが、単身者の引越しだと5日程度、家族の引越しでは8日程度が目安。ただし、荷造り以外に必要な役所への届け出やガスや電気の手続き、子供の学校の転校手続きなども含めると、単身者の場合は2~3週間前、家族なら1ヶ月前から始めておくのが良いでしょう。

引越しまでに荷造りが終わらないと追加料金がかかる

引越し業者は荷物の量や内容に応じてトラックや作業員を確保しています。そのため、荷造りが終わっておらず引越し作業が長引いたり、搬出ができなかった場合は追加料金を請求される場合があります。
引越し会社によって対応が異なるため、契約書を確認しておきましょう。

不安な場合は引越し業者に荷造りも依頼する

引越し業者の中には荷造りまで任せられるプランを提供しているところもあります。どうしても荷造りの時間が取れない場合や、作業が負担な場合はプロに依頼するのも1つの手段。2022年10月時点で提供されているサービスは下記の通りです。(souco社調べ)

日本通運

日本通運では現住所での荷造りから新居の荷解きまでの全てを代行する「フルプラン」が用意されています。引越し当日にプロが荷造りをしてくれるので、前日まで普段通り過ごせるのがメリットです。荷造りだけを代行してもらえる「ハーフプラン」もあります。

(参考)https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/moving-f/full/

アート引越センター

アート引越センターには、荷造りも荷解きも任せられる「フルコース」と、荷造りだけを任せられる「ハーフコース」があります。

(参考)https://www.the0123.com/plan/omakase/

サカイ引越センター

サカイ引越センターは荷造りと荷解きに加え新居の掃除まで代行してもらえる「プレミアムプラン」も用意されているのが特徴です。
他の引越し会社と同様に、荷造りと荷解きをお任せできる「フルサービスプラン」、荷造りを依頼できる「スタンダードプラン」もあります。 

(参考)https://www.hikkoshi-sakai.co.jp/plan/

アーク引越センター

アーク引越センターは、単身向け、2人暮らし向け、家族向けのいずれのプランにも、荷造りと荷解きを依頼できる「すべてお任せフルフルプラン」が用意されています。 

(参考)https://www.0003.co.jp/plan/

ハート引っ越しセンター

ハート引っ越しセンターには、荷造りをお任せできる「エコノミープラン」と、荷造りと荷解きまで依頼できる「パーフェクトプラン」、荷造りと荷解きに加え、ハウスクリーニングもしてもらえる「エクセレントプラン」があります。

(参考)https://www.hikkoshi8100.com/content/plan/index.html

荷物を傷つけない梱包のコツ

段ボールに荷物を詰める際は、梱包を工夫することで荷物の破損を防げます。以下では、荷物を傷つけない・割れない梱包のコツをご紹介します。

本や漫画を段ボールへ入れる際のコツ

重い物は小さい箱が良い理由

梱包をする際は、重い荷物は小さい箱に詰め、軽い荷物は大きい箱に詰めるのが基本です。文庫本1冊の重さは200g程度で、小さめのSサイズの段ボールには最大100冊程度入ります。100冊の文庫本をSサイズの段ボールに詰めると、重さは約20Kgになります。

MサイズやLサイズの段ボールだと100冊以上の文庫本を収納できますが、25Kgを超えてしまうので、段ボールの底が抜ける恐れがあります。大変危険であるため、大きい箱に大量の本を詰めるのは厳禁。本や漫画を段ボールへ入れる場合は、小さい箱に30冊程度入れるのが良いでしょう。

まず、段ボールへ入れる前に本体とカバーを揃える

カバーと本体がズレている状態で段ボールに詰めると、運搬中にカバーが折れる原因となります。机の上でトントンと軽く落として本体とカバーを揃えてから詰めるようにしましょう。

次に小さいサイズの本から平積みで入れる

本を段ボールに詰める際は、文庫本や漫画、雑誌などに分類した上で、大きいサイズの本から平積みで入れるのが基本です。隙間部分にも本を立てて入れたくなりますが、立てて入れると本が傷みます。段ボールも重たくなるので、詰めすぎないように注意しましょう。

詰める際は本の開く方を外側に向ける

段ボールに本を平積みする際は、本の開く方(小口)を外側に向けて詰めるようにします。小口が向き合うように本を入れると、折れや破れの原因となるので注意しましょう。

さらに安全に運びたい場合は、事前に段ボールの内側をエアーキャップ(プチプチ)で覆うのがおすすめ。運搬中に本がズレにくくなり、小口の摩擦を防げます。エアーキャップは食器などの割れ物の緩衝材にも最適なので、荷造り前に100均やホームセンターなどで購入しておくと良いでしょう。
また、本と本の隙間に新聞紙やタオルといった緩衝材を入れるのも効果的。荷物がズレにくくなり運搬時の破損を防げます。

本当に大切な本はOPP袋に入れる

OPP袋とはクリアパックとも呼ばれる強度に優れた透明な袋のことです。万が一、段ボールが水で濡れてもOPP袋が本を守ってくれます。擦れ傷も防げるため、本当に大切な本はOPP袋に入れておくと良いでしょう。OPP袋はホームセンターや100均などで購入できます。

食器や調理器具の梱包方法

食器は運送中に割れやすく、包丁や果物ナイフなどはケガをする恐れがあるため、正しい方法で梱包することが大切。まずは食器や調理器具を入れる予定の段ボールの底に、タオルか新聞紙、エアーキャップを敷いておきます。個々に梱包した食器を段ボールに入れたら、運送時に食器が動かないように緩衝材を詰め、最後に赤のマジックで「われもの注意」と書いたら完成です。

茶碗・お皿

  1. 半分に切った新聞紙を用意します
  2. 新聞紙の真ん中に食器を1つだけ置きます
  3. 新聞紙の外側から内側に向かって食器を包みます
  4. 集まった新聞紙の端っこをテープで止めて完成です

ただし、複数の食器をまとめて梱包するのはNG。1つずつ丁寧に梱包するのがポイントです。新聞紙の代わりにエアーキャップを使うのも良いでしょう。

取手付きのマグカップ

取手付きのマグカップは、カップの外側に新聞紙を合わせて、そのままクルクルと巻き込んで筒状にします。筒状になった新聞紙の上部をカップの内部に押し込み、テープで止めれば完成です。

包丁

包丁はタオルでの梱包がおすすめです。なるべく厚いタオルを1枚用意して、包丁全体をタオルですっぽりと包みます。段ボールに詰める時は包丁の刃先がタオルと接触しないよう、少しスペースを空けた上で段ボールで固定しましょう。

カトラリー

カトラリーは種類ごとに分けて、数本ずつ輪ゴムで固定してから透明のビニール袋に入れましょう。お箸は折れる恐れがあるため、新聞紙での梱包をおすすめします。
また、陶器の箸置きは割れてしまうのを防ぐために、お皿と同じく1つずつ新聞紙で梱包すると良いでしょう。

調味料

調味料は運送中に漏れる恐れがあるため、新居にはなるべく持って行かないことをおすすめします。引越しするまでに使い切ってしまい、賞味期限が迫っていたら廃棄しましょう。

どうしても持って行く場合は、液漏れしないように蓋をラップで包んで輪ゴムで止めます。その上で新聞紙を使って包み、ビニール袋に入れて口を閉じれば完成です。

服は衣装ケースごと運んでもらえる

衣類を収納した衣装ケースは、原則としてそのままの状態で運んでもらえます。ただし、衣装ケースに液状の物や割れ物が入っていると運んでもらえない場合があるため、事前に取り出しておきましょう。

シワ防止のためハンガーBOXもおすすめ

洋服をハンガーに吊るした状態で運べるハンガーBOXもおすすめです。多くの引越し業者で無料貸し出しを行っているため、利用したい場合は事前に連絡して確認しましょう。

自分で購入する場合は、段ボール製のハンガーBOXであれば2,000円程度で購入できます。

着物専用のBOXも用意されている

引越し業者によっては着物専用のBOXも用意しているところもあります。着物を畳んだ状態で収納できるよう横長になっており、シワをつけずに運べるのがメリットです。

基本的に大型家具・家電は段ボールへの梱包不要

タンスやソファ、ベッドなどの大型家具は、梱包しなくてもそのままの状態で運んでもらえます。ただし、タンスの中は空っぽにしておく必要があるため、衣類などは段ボールに移しておきましょう。
冷蔵庫や洗濯機などの大型家電も梱包は不要です。ただし、運搬中は電源を抜くため引越し前に中身を空にしておきましょう。

気をつけたいのが、出入り口よりも大きい家具。部屋からの搬出が困難な場合は解体が必要になることがあります。家具の解体も引越し業者が行ってくれるので、自分で解体する必要はありませんが、もし手元に組立方法を記載している説明書があれば作業員に渡しておきましょう。

引越し用段ボールの組み立てポイント

クロス組みは絶対NG

段ボールを組み立てる際、底のフタを交互に噛ませるのは絶対NG。これはクロス組みと呼ばれ、テープなしで組み立てられるものの、段ボール全体が歪むため底抜けしやすい方法です。
段ボールを組み立てる前に紙製または布製のガムテープを用意しておきましょう。養生テープは粘着力が弱く、段ボールの組み立てには向きません。

十字貼りまたはキの字貼りがおすすめ

段ボールにガムテープを貼る際は、十字貼りが基本です。十字貼りとは、段ボールの底を漢数字の「十」の形になるようにガムテープを貼る貼り方を指します。

段ボールの底蓋の継ぎ目に合わせてガムテープを1本貼り、もう1本のガムテープを中央で十字になるように貼ると十字貼りの完成です。

重い荷物やさらに安全に運搬したい場合は、十字貼りにもう1本ガムテープを足したキ字貼りがおすすめ。キ字貼りはガムテープを3本使ってカタカナの「キ」の字になるように貼ります。

重い物は小さい段ボールに入れる

重い物は小さい段ボールに入れ、軽い物は大きい段ボールに入れるのが梱包の基本です。1箱あたりの重量が重くなると運びづらくなる上、底抜けの危険性が高まります。本や食器は小さい段ボールに入れるようにしましょう。

段ボールの側面に荷物の内容を書く

段ボールに荷物を詰めて梱包をした後は、段ボールの側面と上面に収納している荷物の内容を書いておきましょう。「リビング・南側・絵画」のように、グループ名とブロック名、荷物の名称を書いておくのがベストです。
また、特に注意して運んで欲しい段ボールには赤のマジックで「われもの注意」や「上積み厳禁」、「天地無用」などを書いておくのがおすすめ。

さらに全て整理し終わったら、段ボールごとに番号を書いておくと荷物の紛失や置き忘れを防げます。段ボールの総数が60箱あれば、段ボールごとに「25/60」のように連番を書いておきましょう。

引越し用段ボールの調達方法

引越し用段ボールの調達方法は、「引越し業者から無料でもらう」「通販サイトで購入する」「ホームセンターなど実店舗で購入する」の3つの方法があります。

なるべく引越し業者から無料でもらえる段ボールの使用が望ましいものの、配布枚数は最高50枚程度なので足りなくなる場合も。1~10枚程度の不足であれば、ホームセンターでの購入が良いでしょう。

10枚以上の場合は通販サイトの利用もおすすめ。段ボールを通販で買えるサイトは以下の通りです。

引越し業者が段ボール以外の梱包材を用意している場合も!

ハンガーBOXやガムテープ等の梱包資材も用意している場合があります。引越し会社別で提供しているものを確認しましょう。(2022年10月時点。souco社調べ)

日本通運

日本通運は有料オプションとして、ウレタンで食器を挟んで運べる「食器トランク」や、靴の形を崩さずに運べる「シューズボックス」が用意されています。

(参考)https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/

アート引越センター

「エコ楽ボックス」が有名なアート引越センター。代表的な「ハンガーケース」の他に、「シューズケース」「テレビケース」「食器ケース」「照明ケース」なども無料で貸出しています。

(参考)https://www.the0123.com/about/material/cardboard.html

サカイ引越センター

サカイ引越センターでは「ハンガーケース」や「シューズボックス」を無料で貸し出し。ハンガーケースにはスーツであれば7着程度、ワイシャツであれば15着程度を収納できます。

(参考)https://www.hikkoshi-sakai.co.jp/professional/service.html

アーク引越センター

アーク引越センターは「ハンガーボックス」「タンスパット」「ジャバラ式パット」を無料で用意。ジャバラ式パットは自由にサイズを変えられるため、特殊な形の荷物でもすっぽり覆うことができます。

(参考)https://www.0003.co.jp/confidence/tool.html

ハート引っ越しセンター

ハート引っ越しセンターでは「ハンガーBOX」や「割れ物用包装紙」がが無料で用意されています。

(参考)https://www.hikkoshi8100.com/content/kodawari/index.html

荷解きを考慮しながら荷造りをしよう!

荷造りをする際は引越し先での荷解きを考慮して、荷解きがしやすいように荷造りをすることが大切です。また、段ボールの底抜けを防ぐために、荷物を詰め込み過ぎないように注意しましょう。本や食器などは小さい箱に入れるようにします。

荷造りをするのが不安な場合は、引越し業者が荷造りを代行してくれるプランを選ぶと、引越しのプロが荷造りをしてくれます。料金は高くなりますが、楽に引越しをしたい場合はおすすめです。

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記事の執筆者

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