引越し用段ボールのサイズは?何枚あれば足りるのか家族構成別に解説
引越しでは段ボールが梱包資材として使われます。引越し業者が無料で用意してくれる段ボールもあるものの配布枚数が決まっており、足りない場合は自分で用意しなければなりません。しかし、万が一のことを考えて多めに購入しても後の始末に困るもの。できるだけ過不足なく用意したいですよね。
この記事では引越し時に使用される段ボールのサイズと、何枚あれば足りるのかを家族構成別に解説します。
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目次
引越し用段ボールのサイズ一覧
よく使われている段ボールの大きさは3種類
引越しでよく使われている段ボールは「Sサイズ」「Mサイズ」「Lサイズ」の3種類です。サイズごとに収納できる物と数量を紹介します。数量を計算するための収納物1つあたりの大きさは下記の通りです。(※souco社調べ)
入れるもの | 大きさ | 厚み (服は畳んだ場合) |
---|---|---|
文庫本(A6判) | 約148mm×105mm | 約20mm |
漫画(新書判) | 約103mm×182mm | 約20mm |
春夏の服(畳んだMサイズのTシャツ) | 約400mm×300mm | 約30mm |
秋冬の服(畳んだ女性用トレンチコート) | 約500mm×400mm | 約60mm |
Sサイズの段ボールに入る荷物量
縦・横・高さの合計が100cmの「宅配100サイズ」に相当します。
- 文庫本:50~80冊
- 漫画:50~70冊
- 春夏の服:10枚程度
- 秋冬の服:1,2枚
本は1冊あたり200g前後のため、80冊の文庫本を段ボールに入れると約16kgにもなります。MサイズやLサイズの段ボールには100冊以上の文庫本を収納できるものの、重くなりすぎると段ボールの底が抜ける恐れがあるため、本は小さめのSサイズの段ボールに収納するようにしましょう。
Mサイズの段ボールに入る荷物量
縦・横・高さの合計が120cmの「宅配120サイズ」に相当します。
- 春夏の服:15~20枚
- 秋冬の服:3,4 枚
Lサイズの段ボールに入る荷物量
縦・横・高さの合計が140cmの「宅配140サイズ」に相当します。
- 春夏の服:20〜30枚
- 秋冬の服:5〜7枚
引越しに必要な段ボール箱の枚数
1人あたりの荷物量
各種アンケート調査によると、1人あたりの荷物量は以下の通りです。
- 服:47.6枚(女性の場合)
- 本、漫画:~30冊
- 靴:4~5足
- 食器類:79個(一世帯あたり)
(参考)
人数別に必要となる段ボールの目安枚数
段ボールの目安枚数は家族構成によって異なりますが、概ね以下の通りです。
人数 | 段ボールの枚数 |
---|---|
単身 | 10~15枚 |
2人暮らし | 20~30枚 |
3人暮らし | 30~50枚 |
4人暮らし | 40~60枚 |
正確な必要枚数は引越し業者の見積もり時に算出してもらえます。ただし、引越し業者が無料で用意してくれる段ボールの枚数は最大50枚程度なので、4人暮らし以上の世帯だと不足する可能性も。足りないことが予想される場合は事前の購入がおすすめです。
各引越し業者が配布している段ボールの枚数とサイズ一覧
引越し業者へ依頼すると、多くの場合で引越し用の段ボールを受け取れます。ただし上限枚数を設けている引越し業者もあり、足りない分は自分で調達する必要があります。事前に配布枚数を確認して、足りなくならないか計算しておきましょう。(2022年12月時点。souco社調べ)
アート引越センター
- Sサイズ:404mm×379mm×361mm
- Mサイズ:504mm×404mm×411mm
- 無料配布枚数:荷物の分量を見極めたうえで適切な枚数を配布
サカイ引越センター
大小2種類の段ボールを用意。最大50枚まで配布しています。
アーク引越センター
引越しプランに応じて最大50枚まで配布しています。
ハート引っ越しセンター
- Sサイズ:390mm×330mm×300mm
- Mサイズ:485mm×365mm×335mm
- 無料配布枚数:最大50枚
アリさんマークの引越社
最大50枚まで配布しています。
引越し時に段ボールを組み立てる際のポイント
段ボールは折り畳んだ状態で届くため、組み立ては自分でしなければなりません。荷物を詰める際に気をつけたいのが、段ボールの底抜け。特に引越しの場合は、1箱あたりの重量も重くなりがちです。
底抜けによって荷物が落下し、壊れたり傷ついたりするのを防ぐためにも、しっかりと組み立てるポイントを押さえておきましょう。
クロス組みは絶対NG
まず、段ボールを組み立てる際にクロス組みは絶対NGです。クロス組みとは、段ボールのフタを交互に噛ませることを指します。クロス組みは段ボール全体の形が歪み、底が抜けやすくなるため大変危険です。
正しい段ボールの組み立て方は、まず短いフタを先に折り、次に長いフタを折って長辺を合わせます。合わさった2つの長辺の上にガムテープを1本貼ったら完成です。
この時、ガムテープは長辺より10cmほど長めに切っておき、はみ出した分は両端5cmずつ側面に貼り付けると強度が増します。
また、段ボールに貼るテープは紙製または布製のガムテープがおすすめ。養生テープは粘着力が弱いので、段ボールの組み立てでは使用しないようにしましょう。
十字貼りやキの字貼りがおすすめ
十字貼りとは、段ボールの底を漢数字の「十」の形になるようにガムテープを貼る貼り方です。フタの継ぎ目にガムテープを1本貼った後、中央で十字になるようもう1本貼ることで、底を補強し運搬時の底抜けを防げます。
さらに補強したいならキの字貼りがおすすめ。カタカナの「キ」のように垂直にガムテープを2本貼ることで、さらに底を強化できます。
重い物は小さい段ボールに入れる
重い物は小さい段ボールに入れるのが基本。重心がブレにくくなり、底抜けを防げます。
また、段ボール1箱あたりの重量は16kg程度に留めるのがセオリー。先述した通り大きめの段ボールいっぱいに本を詰めると、1箱あたりの重量が重くなりすぎて底抜けの原因となります。
段ボールの側面に荷物の内容を書く
梱包が終わったら、段ボールの側面に収納している荷物の内容を書いておきましょう。段ボールの中に何が入っているのかが分かると、荷解きをする際に大変役立ちます。また、併せて引越し先のどの部屋に運ぶのかも書いておくとベスト。指定した部屋まで作業員に運んで貰えば、荷解きがラクになります。
食器などの割れ物が入っている段ボールには、赤のマジックで「われもの注意」と書くのもおすすめです。あらかじめ「上積み厳禁」や「天地無用」なども記載しておけば、作業員も気をつけて運べます。他にも、段ボールごとに「5/50」のような番号を書いておくことで荷物の紛失や置き忘れを防げます。
まとめ
引越し用段ボールのサイズは、S・M・Lの3サイズがあります。多くの引越し業者は荷物量に合わせて段ボールを配布しており、業者によって異なるものの最大50枚ほど受け取ることが可能です。
しかし世帯人数や荷物が多く、いざ荷物を詰め始めたら段ボールが足りないという状況を防ぐためにも、事前に必要な枚数を確認しておくようにしましょう。
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文庫本やCDなど小さくて重いものは100サイズの段ボールに詰めると底抜けを防げます。